口腔外科は、虫歯でも歯周病でもないお口のトラブルの治療を行います。主な疾患として、親知らずがあります。
口腔外科・インプラント・歯科矯正
口腔外科
親知らず
お口の中の一番奥に、一番最後に生えてくる永久歯です。親知らずは絶対に抜かなくてはいけないと思い込んでいる方もいらっしゃいますが、必ずしもそういうわけではありません。
痛みがなく、真っすぐに生えている・歯磨きに支障がない・隣の歯に悪影響がない場合は、特に抜歯は考える必要はありません。
口腔外科で抜歯をした方がいいケース
親知らずが顎の神経に近くなっている
下に生えてくる親知らずの付近には下顎管があり、そこには大きな神経と血管が入っています。下顎管を傷つけると血が止まりにくかったり麻痺が出てしまうことがありますので、口腔外科で抜歯した方がいいでしょう。
持病がある方
糖尿病やガンなど全身的な管理が必要な場合は、身体の症状によっては抜歯できないこともありますので主治医に確認の上、口腔外科で抜歯することをおすすめします。
顎の骨の深い所に親知らずがある
顎の骨の深い所にある親知らずを抜歯する場合、親知らず周辺の骨を削る必要があります。また、抜歯後に痛みや腫れが出る可能性がありますので、口腔外科での抜歯をした方がいいでしょう。
外来で対応出来ない場合
まれにかなり深く埋まっている場合やできものができている場合、また全身状態に問題がある場合は近隣の総合病院や大学病院等に紹介致します。
インプラント
顎の骨に穴を開けて金属の歯根を埋め込み、その上に人工歯を取り付ける治療法です。「入れ歯よりもインプラント」とお考えの方が増えていますが、インプラントにもメリット・デメリットがございます。しっかりと考えた上で判断するようにしましょう。
メリット
- 天然歯と同等の強い力で噛むことができる
- 入れ歯とは異なり口の中に異物を感じることがない
- 入れ歯のように外れる・痛いといったこともない
- 見た目も天然歯とほとんど見分けがつかない
デメリット
- 人によってインプラント治療ができないことがある
- 自費診療となるため、費用がかかる
- 持病によってはできない場合がある
矯正歯科
これまでは、歯の表側に装置を着ける「表側矯正」しかなかった矯正治療ですが、歯の裏側に装置を着ける「裏側矯正」、マウスピースを装着して行う「マウスピース矯正」などさまざまな方法が登場しています。
また、使用する素材も金属だけだったのがセラミック、ホワイトワイヤーなど、周囲に矯正を行っていることを気付かれにくい素材も登場しています。
当院では歯並びの症状によっては専門医をご紹介させていただく場合がございます。予めご了承ください。